BLOG ブログ

2024.07.31

定額減税で住宅ローン控除はどうなる?2024年最新情報

マイホームを購入検討中の方で、税金のことや将来のライフプランについて積極的に情報収集している読者にとって、税金の節約方法は非常に重要なテーマです。
特に定額減税と住宅ローン減税のどちらが得なのか、具体的な金額で知りたいというニーズが高まっています。
この記事では、定額減税と住宅ローン減税の仕組みと控除額について解説します。

 

□定額減税とは?

 

定額減税は、2024年(令和6年)6月から1年の期間限定で実施される制度です。
これは「デフレ完全脱却のための総合経済対策」として2024年(令和6年)4月1日に施行されたもので、「令和6年度税制改正法」に盛り込まれています。

 

1: 定額減税の対象者と減税額
定額減税の対象者は納税者本人に加え、納税者の配偶者および扶養家族です。
給与所得者の場合、2024年(令和6年)6月から実施され、2024年の所得に対する所得税と、2023年分の所得額から算出される住民税が減税対象となります。
減税額は対象者1人当たり、所得税(国税)が3万円、住民税(地方税)が1万円の計4万円です。

 

2: 高所得層の除外
ただし、所得税では納税者本人の2024年分(令和6年分)、また住民税は2024年度[2023年分(令和5年分)]の合計所得金額が1,805万円(給与収入のみの場合は2,000万円)を超える高所得層は定額減税の対象とはなりません。

 

□住宅ローン控除はどうなる?

 

住宅ローン減税は減税効果が大きく、住宅購入を考える多くの人々にとって重要な要素です。
では、定額減税が住宅ローン減税にどのような影響を与えるのでしょうか。

 

1: 住宅ローン減税の基本
住宅ローン減税(控除)とは、その年の所得税から「年末の住宅ローン残高×控除率」を控除する優遇税制です。
所得税で控除しきれない分は、住民税から控除されます。

 

2: 定額減税と住宅ローン減税の併用
そもそも定額減税は、所得税において住宅ローン減税を適用したあとの税額に適用されるため、定額減税が実施されても住宅ローン減税の控除額が少なくなる心配はありません。

 

3: シミュレーションによる比較
モデルケースとして、家族構成が4人(本人+扶養家族の妻・小学生の子ども2人)、年末の住宅ローン残高が3500万円、年収850万円の場合を考えます。
所得税が年額約33万円の場合、省エネ基準適合住宅のため、年末の住宅ローン残高すべてが住宅ローン減税の計算対象となります。
控除額は「3500万円 × 控除率0.7%」で24万5000円です。
この金額を所得税33万円から差し引くと、住宅ローン控除適用後の所得税は8万5000円になります。

 

定額減税が適用されると、所得税の定額減税額は3万円×4人で12万円、住民税の定額減税額は1万円×4人で4万円となります。
定額減税は住宅ローン減税適用後の所得税額から控除するため、8万5000円-12万円で▲3万5000円となり、控除しきれなかった3万5000円が調整給付として支給されます。

 

□まとめ

 

定額減税は一時的な負担軽減として有効であり、住宅ローン減税は長期的な税負担の軽減に寄与します。

定額減税が住宅ローン減税の控除額に影響を与えることはありませんが、具体的なシミュレーションを行うことで、どちらが自分にとって最適かを判断する材料となります。
マイホーム購入を検討する際は、両方の制度を理解し、最適な選択をすることが重要です。

投稿者プロフィール

福島 秀夫
福島 秀夫
福島ハウジングの福島秀夫です。
私たちのコンセプトは、お客様の期待と不安に真摯に寄り添い、それぞれのニーズに応じた最適な解決策を提供することです。
25年以上にわたり、寄居町を中心に不動産に関する様々な不安や悩みに対応してきた経験を活かし、お客様の理想の住まいづくりをサポートしています。
私たちの約束は、お客様の「ココロ」に寄り添い、「オモイ」に向き合い、「ミライ」を実現することです。また、家族の声が届く距離で見守り続ける「カゾク」へのコミットメントと、地元「ジモト」との深い結びつきを大切にしています。

私たちは、お客様の夢を実現するために、一つ一つのプロジェクトに心を込めて取り組んでいます。
私、福島秀夫は、この事業を通じて、お客様の人生に価値ある貢献をすることを目指しています。私たちの使命は、ただ家を建てることではなく、お客様の理想の生活空間を創造することです。それぞれの家族が抱く夢や願いを形にし、快適で幸せな生活を実現することが私たちの喜びです。

お客様の理想を実現するために、私たちはこれからも、一つ一つの家づくりに情熱を注ぎ続けます。福島ハウジングは、お客様の夢を形にするために存在しています。あなたの理想の家づくりを、私たちと一緒に実現しましょう。

ブログ一覧に戻る