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2024.09.08

動線からキッチン設計をする!効率的な間取りとワークトライアングル活用術

快適な暮らしを実現する上で、キッチンは重要な空間です。
特に、料理や食事の準備、後片付けなど、多くの家事を行う場所であるため、効率的な動線設計が求められます。

この記事では、これからマイホームを建てる、もしくはリフォームを考えている方のために、キッチンの動線設計の基礎知識やワークトライアングルを活用した効率的な間取りの考え方を紹介します。

□キッチン設計における動線の基礎知識

キッチン設計において、動線は非常に重要な要素です。
無駄な動きを減らし、スムーズな作業を実現することで、家事の負担を軽減し、快適なキッチン空間を実現できます。

*ワークトライアングルの概念

ワークトライアングルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫の3点を結んだ三角形のことです。
この3つの作業エリア間の距離が適切であることが、効率的な動線設計の鍵です。

*適切な距離

ワークトライアングルの各辺の長さは、一般的に2~3歩で移動できる距離が理想とされています。
具体的には、シンクとコンロ間は120~180センチメートル、シンクと冷蔵庫間は120~210センチメートル、コンロと冷蔵庫間は120~270センチメートルが目安です。

ただし、キッチン全体の広さや収納スペースの配置など、状況に応じて調整する必要があります。

*通路幅の目安

キッチンの通路幅は、90~120センチメートルが一般的です。
2人以上で同時に作業する場合や、大型の家具を置く場合は、100センチメートル以上の通路幅があると安心です。
特に冷蔵庫の設置場所は、冷蔵庫の幅プラスアルファのスペースが必要となるため、注意が必要です。

□家事動線を効率化する間取りのポイント

ワークトライアングルの概念を踏まえ、家事動線を効率化する間取りのポイントをご紹介します。

1:水回り集約

キッチン、洗面室、浴室、洗濯室などの水回りを集約することで、移動距離が短縮され、家事の負担を軽減できます。
例えば、キッチンで料理をしながら洗濯物を干したり、お風呂の準備をしたりといった同時進行がスムーズに行えます。

2:回遊性のある間取り

キッチンをぐるりと回れるような回遊性のある間取りは、複数の作業を同時に行う際に便利です。
例えば、料理の途中で冷蔵庫から食材を取り出したり、食器を収納したりといった動作がスムーズに行えます。

3:パントリーの設置

パントリーとは、食品のストックや食器、調理器具などを収納するスペースです。
キッチンの近くにパントリーを設置することで、必要なものをすぐに取り出せてキッチンがスッキリと片付きます。

4:子供の視界確保

小さなお子様がいる家庭では、キッチンからリビングやダイニングを見渡せるようにすることで、お子様の様子を見守りながら家事ができます。
安全面だけでなく、お子様の成長を見守る上でも有効な設計です。

5:ワークスペースの設置

キッチンの近くにワークスペースを設置することで、料理の合間に書類作業やパソコン作業などを行えます。
リビングと隣接した場所に設置すれば、お子様の様子を見ながら仕事をすることも可能です。

6:コンセントの配置

キッチンでは、電子レンジや食器洗い乾燥機など、多くの家電製品を使用します。
コンセントの位置は、使用する家電製品に合わせて、使いやすい場所に配置することが大切です。

また、将来的な家電の買い替えや増設なども考慮し、余裕を持ったコンセント数を確保しておくと安心です。

7:玄関からの動線

買い物から帰宅後、スムーズにキッチンへ荷物を運べる動線も大切です。
玄関からキッチンへ直結する動線があれば、重い荷物を持って移動する手間が省け、家事の負担軽減につながります。

□まとめ

効率的なキッチン動線設計は、家事の負担軽減、快適な生活空間の実現に不可欠です。
ワークトライアングルの概念を理解し、水回り集約、回遊性、パントリー設置など、家事動線を効率化する間取りのポイントを参考に、理想のキッチンを実現しましょう。

投稿者プロフィール

福島 秀夫
福島 秀夫
福島ハウジングの福島秀夫です。
私たちのコンセプトは、お客様の期待と不安に真摯に寄り添い、それぞれのニーズに応じた最適な解決策を提供することです。
25年以上にわたり、寄居町を中心に不動産に関する様々な不安や悩みに対応してきた経験を活かし、お客様の理想の住まいづくりをサポートしています。
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